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あらたしき






おはようございます。

山中伸之です。




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★2月 2日(土)素材研究講座A
   https://kokucheese.com/event/index/548612/
★2月 3日(日)素材研究講座B
   https://kokucheese.com/event/index/548638/
         ※どちらも内容は同じです。

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新(あらた)しき

年の初めの

初春の

今日降る雪の

いやしけ吉事(よごと)




「万葉集」は

大伴家持の

この歌で

締めくくられています。




「いやしけ」とは

ますます重なっておくれ

という意味です。




吉事(よごと)は

良いこと、です。




古来より

新春に雪が降るのは

吉兆とされていました。




さて、問題です。

問1 雪は今降っているか。

問2 雪はどれくらい積もっているか。

問3 作者は幸せか。




いかがですか。

この3つの問いで

1時間の授業ができます。




素材研究の原則のひとつ

「情景や事物の形象を考える」

を行うことで

このような問いがつくれます。




素材研究講座に

いらっしゃいませんか。

★2月 2日(土)素材研究講座A
   https://kokucheese.com/event/index/548612/
★2月 3日(日)素材研究講座B
   https://kokucheese.com/event/index/548638/
         ※どちらも内容は同じです。

               (山中伸之)




新年一般参賀

おはようございます。

山中伸之です。




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★2月 2日(土)素材研究講座A
   https://kokucheese.com/event/index/548612/
★2月 3日(日)素材研究講座B
   https://kokucheese.com/event/index/548638/
         ※どちらも内容は同じです。

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昨日は新年一般参賀に

行って参りました。

15万人の人出で

ホントすごかった。




皆さんもニュースで

ご覧になったと思いますが、

お嫁様がfacebookに

投稿しているので、

よかったら見てください。

https://www.facebook.com/plugins/post.php?href=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Ffujiko.yamanaka%2Fposts%2F2257119927880601&width=500




セキュリティチェックの後

9列に並んで待っています。

その列というのが、

左側、正面、右側とあって

27列あるわけです。

↓こんな感じ




      ↑↑↑
――1・・・・・・・・・1――
――2・・・・・・・・・2――
――3・・・・・・・・・3――
――4・・・・・・・・・4――
――5・・・・・・・・・5――
――6・・・・・・・・・6――
――7・・・・・・・・・7――
――8・・・・・・・・・8――
――9・・・・・・・・・9――
   123456789
・・・|||||||||
・・・|||||||||




で、その1列に

人が1000人くらい

(チョー適当カウント)

並んでいます。




で、1列ごとに

中央の広場の

ようなところに誘導され

そこで適当に溜まります。




それが↑↑↑のところに

向かいますが、

幅が極端に狭くなります。




何千人と中央の広場に

溜まっている人々が

急に7、8人の列に

なって進むわけです。




どうなることやらと

思っていると、

何と!

何の策もありません。




警察官が、注意を促しますが、

それだけです。

つまり、集まっている人々が

自然と狭くなって進みます。




いや、驚いたさ!

例えれば、

子どもたちが1000人くらい

校庭で遊んでいて、




チャイムと同時に

幅5mくらいの

昇降口に押しかける

ようなものだよ!




絶対、ケガ人でるでしょ。

転ぶ子、泣く子、

大変な状況が

想像できますよね。




それが、何の混乱もなく

粛々と進んで行くのですから、

驚きです。




もちろん、急いてる人や

図々しい人は

ちょっと抜かして

前に進みます。




やや小心な人や

ガツガツしたくない人は

1歩下がります。




そうやって、

いろんな人がいて

うまくバランスが取れて

ケガ人はもちろん

大声を出す人もいません。




ホント、日本人だなあと

思いました。




新年一般参賀に

来るような人は

そもそも落ち着いた人が

多いのかもしれませんが。




それで、思ったのですが、

こうやって粛々と

進んでいくことや

じっと黙って何時間も

待つことって




国民性ってのも

あると思いますが、

教育の力も大きいと

思います。




教員である私たちが

毎日地道に

子どもたちに教えている成果が

こういうところにも

表れているのではないでしょうか。




そう考えると

ちょっと誇らしく

感じませんか。




そんなことを考えた

一般参賀でした。

だめな自分とやる気

おはようございます。

山中伸之です。




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★2月 2日(土)素材研究講座A
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★2月 3日(日)素材研究講座B
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「ダメな自分にOKを出す」

このことを何度か

ここにも書いていますよね。




先日、大学の授業でも

同じことをちょっと話した

ことがありました。

そうしたら、




授業が終わってから

ある学生さんが質問に来て、




学生さんと言っても

もう社会人で(通信なので)

学校関係のお仕事を

している人で、




「だめな自分にOKを出すと、

 だめな自分でいいやって

 子どもたちが思ってしまって、

 やる気がなくならないですか?」

と言います。




確かに、そう思うかも

しれませんよね。

だめな自分でいいんだって

いうことは。




でも、「だめな自分でOK」

という意味は、

そういうことと

少し違います。




だめな自分でいいやって

子どもたちが思ってしまって、

やる気が

なくなってしまうのは、




だめな自分にOKを

出しているのではなく、

反対に、だめな自分を

認められないからです。




だめな自分を

認められないから、

行動した結果が

だめだった場合の




だめな自分を

見たくなくて

そんなら最初から

何もしない方がいい




そんなふうに

思っているのです。

これは

劣等コンプレックス。




だめな自分にOKを出すって、

やってみて失敗した

だめな自分を見ても

そういう自分でもOKだと

思えることです。




ですから、

ダメな自分にOKが出せると

いろんなことに(安心して)

チャレンジできるのです。




人って集団の中で

よりよいポジションを

確保したい生き物です。




利己的で独善的な

ポジションでは、

結果として

よりよくはなれませんから、

調和的なポジションを

確保するようになります。




だめな自分にOKが出せて

いろんなことに

チャレンジできるようになると




調和的なポジションを

確保するために

自然と、成長するように

なっていくのだと思います。

2019年

「2019年」

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あけましておめでとうございます

山中伸之です。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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元日の朝っぱらから

メルマガを出すおいらって

ホントに立派だなあ・・・

(新年早々自画自賛)




12月30日の忘年会で

突然、還暦を祝っていただき

ホントにびっくりしました。

すごくうれしかった。




その忘年会の最後に

こんなことを話しました。

これは普段から

ボーッと考えていたことですが、




こうしてしゃべってみると

ああそういうことが

やりたかったのかなあと

不思議に納得するものです。




新年の心構えとして

それをここに書いておいて、

年末に読み返してみましょう。




――ここから――

私は、両親から愛されたという

実感があまりなく、

それが劣等コンプレックスに

なっていて、

人から愛されるということを

受け取ることが長い間できなかった。




教師になってからも

子どもたちは私のことを

慕ってくれていたのだと思うが

それを受け取ることができず

子どもたちとの人間関係が

うまくいかなかった。




自分が愛されるはずはないと、

先に考えてしまうので、

自分も子どもたちを

心から愛することができず、

うまくいかなかった。




そんな自分を救ってくれたのが

妻であり、

妻のおかげで

水が地面に染みこむように

じんわりと、人に愛されるということが

分かってきたように思う。




また、こうして私のことを

慕ってくれる皆さんがいるというのも

自分は愛されてもいいんだと

思える理由になった。




愛されているということを

受け取れるようになる

前と後とでは

自分の生き方が

大きく変わったように思う。




自分は誰かに愛されていると

思えるようになると、

また、愛されているということを

受け取れるようになると

チャレンジする勇気がわいてくる。




もしも私が

愛されているということを

受け取ることができずにいたとしたら

今のようになれなかったと思う。




来年は再任用を希望していて

できれば学級担任をもう一度

やってみたいと思っている。




ただ、学級担任になっても

今までやってきたように

学力アップを目指すとか

返事挨拶のすごい学級にするとか

そういうことはやらないかもしれない。




子どもたちが

自分は愛されていいんだ

だめな自分でも

愛してくれる人がいるんだ

ということに気付けるような、

そんな学級経営をしたいと思う。




たとえ勉強ができなくても

返事や挨拶が下手でも

それでも自分はOKで

自分は愛されているんだと

子どもたちがそう思えるような

学級経営がしたいと思う。




そういうふうに思える子は

いろんなことにチャレンジして

伸びていけると思うし、

幸せな人生を送れると思う。

だから、そこにまず力を入れたいと

そんなことを考えてる。




還暦を迎えたが

やりたいことはたくさんある。

もう終わりだなどとは

少しも思わない。




還暦を迎え、退職をしても

人生はまだまだこれからで

何でもできるということを

身を以て証明したいと思う。




そして、

退職を迎えてやる気を失ったり

あとは孫の世話をするだけだなどと

消極的に考えている人達に、

もうひと花咲かせようと呼びかけ、

世の中の同じ年代の方々を

元気にしたいとも思う。




人生はまだまだこれからだ。


――ここまで――




酔っ払いの記憶頼りなので、

細かいところは違って

いるかもしれませんが、

大筋は合っていると思います。




まだ新しい年が

始まったばかりですが、

どんな1年になるのか

楽しみになってきました。

               (山中伸之)

メールマガジンもどうぞ

こんにちは。
お読みくださいまして、ありがとうございます。

現在、メールマガジンを中心に発信をしており、
こちらには時々転載をしております。

よろしければ、メールマガジンをお読みいただけますと幸いです。

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簡単で効果抜群


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学力を上げる、

簡単で効果抜群の方法を

知ってるかな?



知らない?

じゃあ、教えるけど、

あまりにも当たり前過ぎて

度肝を抜かれないようにな。



それは

「繰り返す」こと。

つまり「反復」だ。



どうだ。

度肝抜かれただろ?



逆に言うと、

反復しないで学力を上げるのは

難しいだろう。



以前、担任していた子に

なかなか個性的な子がいたぞ。


平気でウソをつく、ごまかす。

意地悪、いたずらをする。

けんかをする。

仕事はしない。

宿題はやってこない。

叱られても平気。



この子がさ、

漢字のテストだけは、

いつも満点か満点に近いのよ。

不真面目でいい加減なのに

なぜか漢字テストは満点。


信じられなくてさ、

いつかその子に聞いたことがある。



「お前さあ、なんで漢字が書けるの?」

そしたら、その子がこう言ったのさ。




「何となく書ける」



いや、これやばいだろ。

まじでやばいから。

チョーやばいよ。

本格的にやばいよ。



「何となく書ける」だかんね。



その子はさ、幼稚園生の頃

日本に来たらしいのさ。

中国からね。



それでピンと来たよね。

その子は小さい時から

漢字に囲まれて生活していたということ。

繰り返し繰り返し漢字を見ていたということ。



これもひとつの「反復」じゃね?

反復によって記憶に刻まれたから

「何となく書ける」状態だったんだと思うんだよね。



だから、

とにかく繰り返すこと。

これが単純で効果抜群な方法だと思う。



ちなみに、その子は憎めない子でさ、

さんざん叱ったけど、

すぐに人なつこい(*^o^*)で

寄ってきて、

平気でしゃべってたな。


ある意味、天才だったと思う。

知らぬが仏


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昨日の帰りにコンビニに寄ったんだよね。

いつもいくコンビニなんだけど、

駐車場がけっこう広くて、

30台くらいは停められるくらい。



それで、おれはいつも入り口の近くには停めなくて、

ちょっと離れたところに停めることにしてるのさ。

近い場所は近くじゃないとだめな人のため

ってことで。

何気に道徳的(=いいかっこしい)だな。



それで、車を停めてドアを開けて外に出てさ、

ふと足元を見たのさ。

そしたら何と!

ゲロ様がおわしました。



このタイヤの軌跡からすると、

ちゃんとゲロ様の上を通過したってわけでさ。

ちょっとテンションさがったのよ。

ま、ほぼ乾いていたので、

被害はそれほどないんだけどね。



でも、ゲロ様を見るまでのテンションと

全然違うわけ。



で、こういうことって普段でもよくあるな。

ゲロ様がよくあるんじゃなくて、

何も知らない時は何でもないのに、

何か知った瞬間に

「なんだと~! (`´)怒」

ってなることさ。



知らぬが仏、だな。

世の中、知らない方がいいこともたくさんある。



それなのに、人って何か知らないけど

知りたがりだよね。

自分だけが知らない、ってのより

自分だけが知っている、っていう方が

なんかいい感じだとおもっちゃうしね。



相手をよく知るってのは大事だけど、

知ったことで相手への印象もまた

変わっちゃうからな。

いい方へ変わるか悪い方へ変わるか

それは分からないけど。



こう考えると、

人間ってつくづくフィルターを通して

いろんなのを見てるんだなって思う。

自分が見たり考えたりしているのって

本当は現実とは違っているんだってことを

どっかで知っておくといいのかもしれない。


般若心経の世界だな。







↓これさ、毎日言ってるけど、今、アマゾンですげ~売れてる。


ホント、みんなありがとうね!!!


『キーワードでひく 小学校通知表所見辞典[道徳の評価追補版](CD-ROM付) 』
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「荒れのないクラス」043 休み時間02  チャイムで遊びをやめる

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┃「荒れのないクラス」043 休み時間02  チャイムで遊びをやめる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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 http://www.mag2.com/m/0001613419.html

 休み時間、校庭でたくさんの子が思い思いに遊んでいます。
 学校だけで見られるすばらしい光景です。
 ところで、この次のシーンを皆さんはどう思っているでしょうか。

┌―――――――――
 休み時間終了のチャイムがなりました。
 遊びをやめた子どもたちは、ボールを片付けたり、鬼ごっこをやめたりしておしゃべりをしながら昇降口に向かっています。

 ところがまだまだ遊び足りない子たちは、ボール投げをやめません。
 ブランコに乗っている子も、ブランコから降りません。
 しばらくの間は、まだ休み時間の延長のようです。

 そうやって2、3分間、遊んだり片付けを押し付けあったりして、校庭で思い思いに過ごしている子がけっこういます。
└―――――――――

 このような光景を「子供だからしょうがない」「あんなふうにしているのが子供らしい」と思っていたとしたら、先生のクラスの子は時間を守る子にはならないでしょう。

 森信三先生が、職場再建の3原則としてあげている「時を守り、場を清め、礼を正す」のうち「時を守る」ことがすでに守られていません。
 確かに職場再建と荒れない学級経営とは違います。
 しかし、職場再建とはそこで働く人びとの意識改革です。
 それは荒れないクラスと共通する部分が多いのではないでしょうか。

 「チャイムが鳴ったらその瞬間に遊びをやめて片付けをし、さっさと清掃場所に向かう」ことを子供たちに指導しなければなりません。

 朝の教室で子供たち全員にそのように言います。
 多くの学校でこのことは「○小っ子のやくそく」などのひとつになっていると思いますので、話しやすいと思います。

 その日の休み時間や昼休みの前に、もう一度確認をし、休み時間の子供たちの様子をよく見ていてください。
 そして、終了のチャイムが鳴ったときに、さっと片付けをして昇降口に向かった子と、いつまでもだらだらと遊んでいた子をチェックします。

 さっと片付けた子はほめ、だらだらと遊んでいた子には、だらだらと遊んでいた理由を言わせます。
 これを数回繰り返せば、ほとんどの子はチャイムで遊びをやめるようになるでしょう。

 もしもなかなか改善されないとしたら、先生はすでに子どもたちに甘く見られています。

「荒れのないクラス」042 授業11  姿勢を正させる

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┃「荒れのないクラス」042 授業11  姿勢を正させる
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 昨日から「休み時間」編に入っていますが、「授業」編でひとつ書き忘れていたことがあるので、今日はそれを書きます。
 それは題名にもあるように「姿勢を正させる」ということです。

 おしゃべりには相手がいます。
 相手の方を向くからおしゃべりが始まります。
 ということは、相手の方を向かなければおしゃべりは始まらないということになります。

 姿勢を正させることの効果には、「気分を一新させる」「授業に集中させる」ということがあります。
 それに加えて「おしゃべりをやめさせる」という効果もあります。

 先生方もよく授業中、ここぞという時には「姿勢を正しなさ」と子どもたちに声を掛けるでしょう。
 姿勢を正させることは、机をきちんと並べるのと同じように、教室の空気を引き締める効果があります。

 また、子供たちも「姿勢を正して」と声を掛けると、ピッとよい姿勢になります。
 1年生でもそうなるのは、幼稚園や保育園の先生がそうやって指導してきてくれたからです。
 イスに座っていられない子や動作が緩慢な子に目を奪われてしまいますが、その他大勢を「だいたいできる子」にしてくれたことに感謝したいものです。

 さて、姿勢といえば「立腰」という言葉が思い浮かびます。
 立腰教育を提唱したのは教育哲学者・森信三先生です。
 森信三先生は、立腰は「人間に性根を入れる極秘伝」「この一事をわが子にしつけ得たら、親としてわが子への最大の贈り物といってよい」とおっしゃっています。

 「立腰」のやり方はこうです。
1 まず尻をウンと後に引く
2 つぎに腰骨(お尻のやや上方)の中心をウンと前へ突き出す
3 軽くアゴをひき、下腹に力を入れ、持続させる

 「立腰」は背筋を伸ばすことではありません。
 腰骨(骨盤)を「立てる」ことが肝心です。
 「3」にあるように、この姿勢を「持続させる」ことが大事です。

 しかし、これは並大抵のことではありません。
 また、はじめは腰に負担もかかります。
 徐々に慣れさせていったり、続けられるところまで頑張ってみようと声をかけたりするとよいでしょう。

 全員がよい姿勢になっているのを見ると、教える側の気も引き締まります。

「荒れのないクラス」041 休み時間01  丁寧語を使わせる

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┃「荒れのないクラス」041 休み時間01  丁寧語を使わせる
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 先生に対する言葉遣いは学級によっていろいろのようです。
 授業中と休み時間に分けて、先生に丁寧語を使うかどうかを考えてみると、次のようなパターンになります。
(※○=先生に丁寧語で話す)
     |A|B|C|D|
 授業中 |○|○|×|×|
 休み時間|○|×|○|×|

 多い順に並べると、「BDAC」か「DBAC」でしょう。
 皆さんの教室ではいかがですか?

 まさか
┌―――――――――
 子供だから丁寧語でなくても(タメ口で)いいかな
└―――――――――
などと思っていないでしょうね?

 クラスの荒れはおしゃべりから始まると言いましたが、先生に対して常体で話すこともクラスの荒れを引き起こします。
 先生に丁寧語でしゃべっているうちは、まだまだなんとかなります。

 理想は、授業中はもちろんのこと休み時間も丁寧語を使わせることです。
 ところが、先にあげた「子供だから丁寧語でなくてもいい」という考えのほかに、
┌―――――――――
 丁寧語で話すと親近感が薄れるから嫌だ
└―――――――――
と考える先生も結構多いようです。

 今から12、3年前になりますが、ある教材会社の方が私の授業を見学にいらっしゃったことがありました。
 その時私は3年生を担任していたのですが、午前中いっぱい私のクラスを見学していた方が、帰りしなに
「子供たちが、休み時間も先生に丁寧語で話しているに驚きました。」
と言っていました。

 いろいろな先生に会う機会の多い教材会社の方がそう言うのですから、丁寧語で話す子、まして休み時間まで丁寧語で話す子は少ないのでしょう。

 しかし、どう考えても、先生や目上の人には丁寧語で話すというのが、日本人としてあるべき言語活動です。
 そういうことが日常的にできることが言語活動が充実しているというのです。
 それがまたクラスの荒れを防ぐことにもなり、一石二鳥です。

Appendix

プロフィール

yamanaka339

Author:yamanaka339
栃木県で小学校教員をしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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