親類の結婚式で椿山荘まで行きました。
親族の控え室に行くと、既にお相手の方のご両親様がお待ちになっていまし
た。その他にはまだ人がいませんでした。担当の方が来て、席順などを簡単
に説明していきました。
やがてこちらの親類が三々五々やって来ました。すると、そのたびに、先の
お父様が立って、にこやかに席順などを説明していました。時には、部屋を
間違えて入ってきた方にも、部屋の外まで出て教えてあげたりしていました。
その様子を見て、私は何かサービス業、接客業でもしている方なのかと思っ
たほどでした。
お相手の方は、誠実で実直そうな好青年でした。
このご両親にしてこの青年なのだなと思いました。
式の終盤になり、両家のご両親へ事前にインタビューしていたものの映像が
流れました。
青年のお父様へ
「はじめて○○さんを見たときの印象はいかがでしたか」
と、インタビュアーが質問をしました。
お父様は全く飾らずに、
「いやぁ、もう、これは育ちが違うなぁと思いました。うちのようなもので
いいのかと。うちは『なにか食べたいものある?』なんて聞くような家庭
ではなくて、『出されたものを食べろ。嫌なら食うな』というように育て
ましたので・・・」
その映像を見ながら、私は泣けて泣けて仕方がありませんでした。何だか妙
に感動していました。
青年は、慶応卒の俊才です。しかし、親子共々それを自慢するような素振り
は微塵もありませんでした。
家庭教育とはかくあるべし、と思いました。
もちろん、新婦のご両親も温厚で誠実、新婦もこの好青年にふさわしい才媛
で、お似合いのカップルでした。
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