「貧者は昨日の為に今日働き、富者は明日の為に今日働く」 二宮尊徳
またも二宮尊徳翁の言葉を出させていただきました。
貧しい者は、将来の収入をあてにして借金をこしらえてしまい、その過去の
借金を返済するために今日働いている。富める者は、借金などせずに倹約し
て暮らし、将来の大きな目的のための今日働いている。
これはお金の話ですが、他のことについても同様に考えることができます。
私はこのブログを昨年末に始めました。
始めたからには1年365日、1日も休まずに書こうと決意しました。
ところが、現実はなかなかそうは行かず、2日、3日と書かない日が続き、
仕方なく2日分、3日分と書くことがよくあります。つまりこれは、尊徳翁
の言う「昨日の為に今日働」いているということです。
昨日やるべき仕事をやらないということは、借金を作るということと同じな
のでしょう。
富める者のように、明日の為に今日働きたいものだと思いました。つまり、
仕事を先取りするということです。ところが、仕事を先取りしてやるという
ことは、心構えだけでできることではありません。
仕事を終えるためには時間が必要です。時間がなくてはいくらやる気があっ
ても仕事はできません。つまり、明日の為に今日働くには、時間管理がまず
できなければなりません。そのためには、無駄な時間を省くことです。
しかし、無駄というのはまた実に楽しいものです。この楽しさを遮断し、誘
惑に打ち克つ精神力がなければなりません。
また、明日の為に今日働くには、仕事の全体像を把握している必要がありま
す。行き当たりばったりでなく、仕事を計画的に進めて行き、今日この程度
やっておけば大丈夫という見通しが持てなければなりません。
時間管理と見通し
この二つが「明日の為に今日働く」ために必要な言葉だと思います
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