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┃「ちょい技」003 極端な数値や状況の問題で盛り上げる
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[ポイント]
・問題に出て来る数値を極端にします。
・問題の核心とずれたところにするのがコツです。
[効果]
・子どもたちが驚き、授業に活気が出ます。
・意味もなく楽しくなります。
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問題文にクラスの子の名前を入れたり、教室の中にある物を入れたりする
と、それだけで子どもたちの意欲が高まります。
身近なものが入るからです。
ところが、身近なものとは真逆のものを問題文に入れても、子どもたちは
喜んで問題に取り組むようになります。
身近なものと真逆のものとは何でしょうか。
それは、子どもたちの想定の範囲を超えた極端な数値や状況のことです。
例えば、次のような引き算の問題を出したとします。
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――
|あきらさんは鉛筆を13本持っています。そのうちの5本を学校に持って
|行きました。家に何本の鉛筆を置いてきたでしょうか。
└―――――――――――――――――――――――――――――――――
これでも悪くはありません。しかし、これを次のように極端な状況に変え
てみます。
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――
|あきらさんはゴジラを13頭飼っています。そのうちの5頭を散歩に連れ
|ていきました。家で待っているゴジラは何頭でしょうか。
└―――――――――――――――――――――――――――――――――
このような問題を黒板に書くと、子どもたちの頭の中には、あきらさんが
巨大なゴジラを5頭連れて歩いている絵が表れます。
それが子どもたちの脳を刺激し、喜びをもたらし、やる気をアップさせる
ように思います。
次のように数値を極端にしても作れます。
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――
|あきらさんは、ウサギを500羽飼っています。ウサギ小屋が小さくなっ
|たので大きな小屋を造ろうと思いました。たてが15m、横が12mの小
|屋にしました。この小屋の面積を求めましょう。
└―――――――――――――――――――――――――――――――――
ゴジラの問題もウサギの問題も、計算には何の関係もないところがミソで
ありコツでもあります。
[留意点]
・あまりに突拍子もない問題だと、収拾がつかなくなるかもしれません。ク
ラスの実情に合わせて、程度を加減します。
・子どもたちに問題を作らせてもおもしろいでしょう。
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