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成功するなら今の集中力(子どもに語るちょっといい話No078)

★勉強に集中できないとか、習い事に集中できないとか、部活動の練習に身が入らないとか、中だるみをしている子にやる気を起こさせたい時。



エリクソンという大学の先生がいました。

この先生があることを研究したんです。

何というと、「一流」とか「天才」とかと呼ばれるようになった人たちと、そうではなくて「二流」とか「三流」と呼ばれるようになった人たちとでは、いったい何が違うのか、という研究です。



まあ、ちょっと怖いような研究ですけどね。

それで、2つのグループの人たちの生い立ちとか、両親のこととかいろいろと調べたわけです。

研究の結果が分かる前に、エリクソンは仮説を考えました。



天才や一流と言われるようになった人たちは、まずその両親がその分野の有名な人ではないかということです。

つまり、才能は生まれつきもっていたのではないかということですね。

一流のピアニストの親もピアニストだったり、音楽家だったり。



ところが、実際に調べてみたら、中にはそういう人もいたけれども、そうでない人もいて、結果はばらばらだったそうです。



で、エリクソンはまたいろいろ調べました。

そうしたら、一つの違いが分かってきたそうです。

一流と呼ばれる人は、7歳から20歳の間に、平均して10000時間の練習をしていたのだそうです。

一流ではない方のグループの人たちは、やっぱり同じく7歳から20歳の間に平均して5000時間の練習をしていたそうです。

つまりどういうことかというと、一流とか天才とかと言われるようになった人は努力も半端なかったということです。

「天才は努力によって生まれる」という、何だか当たり前のような意外性のあまりない結果になったんですね。



ここで、エリクソン先生はさらに調べます。

ここらへんが、一流のエリクソン先生ですよね。

何を調べたかというと、その10000時間は、毎日平均して練習して10000時間になったのか、それともどっかに偏っていて10000時間になったのかっていうことです。



そうしたら、天才とか一流とかと言われた人たちは、集中して練習した時期があったんだそうです。

さらに、ここが大事なところですけど、その集中して練習した時期っていうのが、早ければ早い人ほど一流になっているんだそうです。



皆さんの中にも、勉強を頑張っていたり、習い事を頑張っていたり、部活動を頑張っていたりする人がいますね。

だれでも将来は「天才だ!」とまではいかなくても「あの人は一流だな」といわれるようになりたいのではないですか?

そのためには、なるべく早い時期に、集中して練習に取り組むことが大事だということです。



今、ちょっとやる気がなくて集中できないでいる人もいるようですけど、将来の自分を思い描いて、ここでもう一がんばりしてみてはどうでしょうか。

そのためには、勉強や習い事や部活動を好きになって、楽しんで練習できるのが一番ですよね。

将来、一流と言われている自分を想像して楽しみながら、練習に励んでください。

けっこうがんばれるものですよ。
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栃木県で小学校教員をしています。
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