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海の命 1

6年生に「海の命」の授業をすることになりました。

その授業記録です。

1時間目は昨日行いました。


●各自、黙読をしてください。
 (父親が亡くなる場面まで)



●「父もその父も~父親たち」とありますが、これを別の言葉で言うと何ですか?

・祖先

・先祖

そう。祖先、先祖ですね。



●「住んでいた海」とありますが、父親たちは海に住んでいたの?

・違います。

では、「海に住んでいた」というのはどういうことを言っているのかな?

・海の近くに住んでいた。


(授業中は普通の話し方ではいけません。いつもよりもゆっくり、はっきり、大きく話します。もう一度どうぞ。)
(先生に指導されてすぐに直すのはとても立派です)


・海に親しんでいた。

・周りが海だった。

海の近くに住んでいた。海に親しんでいた。海が生活の中心だったということですね。

こういうのを「比喩」と言います。みんなが知っている比喩は、何々のようなというものだと思いますが、こういうのも比喩と言います。比喩にはたくさんの種類がありますね。(「比喩」と板書)



●「海のどんな表情も」とありますが、海の表情にはどんなものがありますか? ノートに書いてみましょう。

・荒れている

・波が大きい

荒れた海の反対の海のことを何て言いますか?

「凪」と言いますね。海が凪いでいる、と言います。
荒れた海も凪いでいる海も、いろんな海を全部好きだったということですね。



●「『ぼくは漁師になる。おとうと一緒に海に出るんだ』こう言って太一は憚らなかった」とありますが、「憚らない」というのはどういう意味でしょうか。憚るという言葉が分かれば憚らないという言葉が分かりますね。憚るってどういう意味ですか?

・・・・・

辞書がありますよね?

(子どもら辞書を引く)

・遠慮する

憚るは遠慮するということですね。自分でそうしたいと思っていても、気にしてそうしないことですね。
憚らなかったというのですから、太一はそう言うことを遠慮しなかったということです。



●「ぼくは漁師になる」と「おとうと一緒に海に出るんだ」とでは、どっちの方が大事ですか? 大事だと思う方に印をつけましょう。

手をあげてください。

「ぼくは漁師になる」6人

「おとうと一緒に海に出るんだ」22人

今手を挙げている人で、理由が言える人はグーにする。

・太一にとってお父さんは憧れだから、お父さんと一緒に海に出るということが大事。

そういうことですね。太一にとってお父さんは憧れです。(「憧れ」と板書)ですから、ただ漁師になるのではなくて、お父さんのような漁師になりたいわけです。ただ漁に出るのではなくて、お父さんと漁に出たいんですね。



●さて、ではそのお父さんはどんなお父さんか。「父はもぐり漁師だった」とありますが、もぐり漁師ってどういう漁師ですか?

・海にもぐって魚を獲る。

・もぐって、魚をもりで突いて獲る漁師。

そうですね。法律を破って隠れて漁をする人のことも、もぐり漁師と言いますが(笑)、そうではありませんね。海にもぐって魚を獲る漁師です。

「潮の流れが速くて」とありますが「潮」って何ですか?

(子どもら辞書を引く)

分からない言葉がある時に辞書を引かないのもだめだけれども、すぐに引くのもあまりよくはない。一度自分で言葉の意味を考えて予想して、予想してから引くといいのですよ。

・海の満ち引き。うしお

海水とか海の流れのことですね。

海って川のように流れているって知ってますか? みんなが海水浴をするようなところでは、海は寄せたり返したりしていますけど、ちょっと離れると海は流れていますね。

「誰にももぐれない瀬に」とありますが、「瀬」とは何ですか?

・川の流れの速いところ

流れが速いところです。流れが速くて誰ももぐれないとことに、太一の父親はたった一人でもぐるんですから、父親は村で一番の漁師だということですね。

技量が抜群だということです。(「技量抜群」と板書)抜群というのは群れの中で抜きんでているという意味ですね。また、並ぶものがないことを無双とも言います。(「無双」と板書)技量抜群、技量無双ということです。



●決して自慢することはなかった、自慢しないことを何て言いますか?

・謙虚

そう、謙虚ですね。謙虚って書けますか? 謙遜、謙譲語、みんな同じ謙という字です。書けない人は辞書を引いてみましょう。(「謙虚」と板書)どんなに大きな魚をとっても自慢しなかったのですね。

さらに、十日間も不漁が続いても少しもあわてない。こういうことをみんなは知らないと思いますが、泰然としていると言います。(「泰然」と板書)

技量が抜群で、自慢することなく謙虚で、少しのことで慌てない、泰然としている、そういう父親だったのですね。

だから、太一はこの父親に憧れて漁師になろうと思った。



●ところが、ある日事件がおきます。「父は夕方になっても帰らなかった」とあります。ここに「も」が書かれていますね。この「も」にはどんな意味があるでしょうか。

・いつもは夕方までには帰っているのに、この日は夕方になっても帰らなかった。

そうですね。いつもは夕方には帰っているのです。この「も」という助詞にはそういう意味があります。

父親はいつも早く帰っているのですが、それはどうしてですか? 

・海のめぐみを大事にする人だから、あまりたくさん獲らない。

・技量抜群なので、魚を獲るのが速い。

魚を獲るのが速くて、もぐってすぐに獲ってしまうのですね。そして海のめぐみを大事にするから余計にたくさんはとらないわけです。だからいつも早く帰ってきていたわけですね。



●ところが「父の乗った~水中でこときれていた」 こときれていたってどういうこと?

・死んでいた。

・浮かんでいた。

死んでしまったということですね。

何人がかりでひこうとびくともしない、岩のような魚がいたのです。



●父親はどうして死んでまったのですか? ノートに書きなさい。

・技量抜群の父親でも勝てないほどのクエに出会って、そのクエと戦って死んでしまった。

クエと格闘してそれで死んでしまったということですが、だいたい同じことを書いた人は?(多数)
その他の考えがありますか?

・クエは瀬の主だから、その瀬の主を見て戦う気がしなくなった。

でも、それなら戦うのをやめて浮かんで来ればいいんじゃない?

・・・・・

クエと戦って負けて死んでしまったのか、それとは別の理由で死んでしまったのか、どちらでしょうか。その理由が分かる言葉があるのですが、分かりますか?

(チャイム)

では、それはこの次の授業で考えましょう。
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栃木県で小学校教員をしています。
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