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幸せは乗り越えたところにある(子どもに語るちょっといい話No071)

★時に壮絶な人生を送った人の生き方は、落ち込んでいる者にとって大きな励ましとなる。学校生活上のトラブルで悩んだりがっかりしたりしている子を励ましたいとき、子ども達に、自分の生活を振り返って今までの自分からちょっとがんばっている自分へと変わることを促したい時。


大野勝彦さんという人がいます。

44歳まで、普通の頑固なお百姓さんでした。

農家ではトラクターという自動車のような機械を使います。

これで田んぼや畑を耕したり薬をまいたりするんですね。

そのために、トラクターの後ろには、大きなプロペラのようなものがたくさんあって、それが回転するようになっています。

この部分はゆるんだり汚れたりするので、ときどき掃除をする必要があります。



先生もトラクターを運転して田んぼを耕したことがあるのです。

それで、掃除をするときには、危ないから回転をとめてやるようにと注意書きがありますが、それで結構面倒なんですね。

それに、回転させながらの方が掃除をしやすい場合もあって、ついつい回転させたままやってしまうのです。



大野さんも、回転させながらトラクターの掃除をしていたんです。

そうしたら、その回転に腕をとられてしまって、腕がどんどん巻き込まれてしまったんですね。

このままでは体まで巻き込まれて死んでしまうと思って、自分で腕を思い切り引っ張って引きちぎったのだそうです。

肘から先は太くて白い骨しかなかったそうです。

恐ろしかったでしょうね。

痛みと恐怖は想像以上だったと思います。



大野さんは命は助かりましたが、こうして両手を失ってしまいました。

そして、深い深い絶望を感じることになります。

両手がなくなってしまったのですからね。



その大野さんが作った詩があります。

その詩を読んでみますね。



それでも生きるんじゃ
それだから生きるんじゃ

何だ偉そうに

「格好悪い。ああ人生はおしまいだ」
なんて、一人前の口を叩くな

あのな、お前が手を切って
悲劇の主人公みたいな顔して

ベッドで、うなっていた時なー
家族みんな、誰も一言も
声が出なかったんだぞ

ご飯な、食卓に並べるのは並べるけど、
箸をつける者はだぁれもいなかったんだぞ

これまで一度も、神様に手なんか
合わせたことがない三人の子どもらナ
毎晩、じいさんと一緒に、正座して
神棚に手を合わせたんだぞ


バカが

そんな気持ちも分からんと
「なんも生きる夢がのうなった」
「他の人がバカにする」
そんなこと言うとるんだったら

早よ、死ね

こちらがおことわりじゃ
お前のそんな顔見とうもナイワイ
どっか行って、メソメソと
遺書でも書いて、早よ、死ね

なー体が欠けたんじゃ
それでも生きるんじゃ
それだから生きるんじゃ

考えてみい、お前の両親いくつと思う

腰曲がって、少々ボケて、もう年なんじゃ
一度くらい、こやつが、私の子どもで良かった
「ハイハイ、これは私達の自慢作です」って

人前でいばらしてやらんかい
もう時間がなかぞ


両手切って、手は宝物だった
持っているうちに、気づけば良かった

それに気づかんと、おしいことをした
それが分かったんだったら

腰の曲がった、親の後ろ姿よー見てみい
親孝行せにゃーと、お前が本気で思ったら
それは、両手を切ったお陰じゃないか・・・・

今度の事故はな
あの老いた二人には、こたえとるわい
親父な、無口な親父な
七キロもやせたんだぞ

「ありがとう」の一言も言うてみい
涙流して喜ぶぞ、それが出来て
初めて人ってもんだ

子ども達に、お前はこれまで何してやった
作りっぱなし、自分の気持ちでドナリッパナシ
思うようにならんと
子育てに失敗した、子育てに失敗した
あたり前じゃ
お前は、子育ての前に
自分づくりに失敗しているじゃなかか
あの三人は、いじらしいじゃないか
病室に入って来る時ニコニコしとったろが

お前は「子達は俺の痛みも分かっとらん」
と俺にグチ、こぼしとった
本当はな、病室の前で、涙を拭いて

「お父さんの前では楽しか話ばっかりするとよ」と、確認して
三人で頭でうなずき合ってからドアを開けたんだぞ


学校へ行ってなー
「俺のお父さんは手を切ってもすごいんだぞ。
何でも出来て、人前だって平気なんだぞ」


仲間に自慢しているっていうぞ
その姿思ってみい
先に逝った手が泣いて喜ぶぞ

しゃんとせにゃ
よし、俺が見届けてやろう
お前が死ぬ時な

「よーやった。お父さんすばらしかった。お父さんの子どもで良かった」
子どもが一人でも口走ったら俺の負けじゃ

分かったか
どうせまた、言い訳ばかりしてブツブツ言うんだろうが

かかってこんかい!

歯をくいしばって、度胸を決めて
ぶっつかってこんかい
死んだつもりでやらんかい

もう一遍言うぞ
大切な人の喜ぶことをするのが人生ぞ
大切な人の喜ぶことをするのが人生ぞ


それだから、生きるんじゃ!



大野さんはこう言っています。

「ある日突然、二つの両腕を事故で失いました。

 失意のベッドの上で教えられたのは人のやさしさ、

 家族の温かさでした。

 そこから私の本当の人生が始まったような気がします」



そこから私の本当の人生が始まったと言います。

また、こんなことも言っています。



手が付いてたら自分では変えきれなかった

これでいいのかなと思いながら

「こうせぇ こうせぇ 笑うな」

「優しさなんていらん」

「邪魔になる」って言ってやってきた

みんな優しくなってきて

家族が変わったんじゃなくて

そういう自分になった

優しさを受けていけると

からだ的に受けなければ仕方ないと

気持ちの中で

「ありがとう」と言えるようになりましたね

言ったことなかったです

家族や仲間に支えられたこと

自分のことを想ってくれている人に

応えるのは今しかできない



悲しみや苦しみに遭うと、人は大きく落ち込んでしまうことがあります。

それは仕方のないことです。

でも、それをいつか乗り越えて行こうと思ったときに、人は変わっていきます。

そして、悲しみや苦しみに遭う前には気づかなかったもっと大事なものに気づきます。

それによって自分が変わっていきます。



悲しみや苦しみはつらいものですが、それを乗り越え、前向きに考えられるようになると、そこにまた大きな幸せもあるのではないでしょうか。

大野さんは今、画家として活躍されています。

美術館も建てられています。

日本全国で講演をし、たくさんの方に感動的なお話を伝えています。
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栃木県で小学校教員をしています。
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