4年生の図工で「木の絵」を描きました。
校庭には2本の大きな桜の木があり、描くにはもってこいです。
しばらく描いていたら、ある男児が
「先生、こうやって下から上を見ると、葉っぱの間がキラキラ光っ
てすごくきれいなので、タイヤの上に寝転んで描いていいですか?」
と言いに来ました。
「おお、そりゃあいいところに目をつけたね。どうぞ」
と言うと、男児はうれしそうにタイヤの上に寝転んで、木の下から
見上げました。
「ところでさぁ、そこに寝転んでどうやって描くの?」
私に問われて、男児は初めて気がついたようです。そうです。上を
見ていると画用紙に描けないし、画用紙に描こうとすると木が見え
ないのです。
男児はしばらく悪戦苦闘していましたが、結局寝転んで描くのはあ
きらめたようでした。
でも、タイヤの上に寝転んで眺めたキラキラ光る葉っぱの思い出は、
きっと男児の心のどこかに描かれたことでしょう。
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