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教育=スタンダード+付加価値

6年前に開校した国際教養大学(秋田県秋田市、AIU)が注目を集めている
ということです。その理由は、

1 『英語を学ぶ大学』ではなく『英語で学ぶ大学』
 ・授業が全て英語で行われている
 ・1年間の留学が義務づけられている

2 就職率の高さ
 ・08年に初めての卒業生を出したが、就職率は100%を達成
 ・12年度(11年8月卒業と12年3月卒業)は、就職率99.4%を達成
 「地場だけではなく、在京・在阪の名だたる企業が学校まで出向いて会社
  説明会を開催して」いるそうです。

3 11年度まで出願者数は右肩上がり
 ・4月入学者向け入試について言えば、130~150人程度の募集に対して、
  09年度は1186人、10年度は1506人、11年度は2632人と右肩上がり。12年
  度は2238人。

4 入学の難易度も上昇
 ・代々木ゼミナールの12年度の大学難易度一覧では、国際教養大の2次試
  験の偏差値は66
                     (J―CASTニュース)

これは大学の話題ですが、高等学校にもあてはまると思います。
また、近年では中学校でも隣接校選択制となっており、小学校でも指定校変
更を希望する保護者も増えているようです。

小中学校では単純に児童・生徒数の増加が歓迎されるわけではありませんが、
学校に付加価値を付けるという視点は大事だと思います。

かねてより私は、
 ○スタンダード+付加価値
が義務教育では大事だと思っています。

義務教育ですから、何と行ってもスタンダードをきっちりと教え込むことが
もとめられるでしょう。しかし、今やそれだけでは保護者のコンセンサスを
十分に得られることはできません。

そこに何らかの付加価値を付けることが求められます。

それは、
○礼儀・作法などのマナーをきっちりと教えてくれる先生・学級
○論語や大学などの素読を通して心を陶冶してくれる先生・学級
○合唱指導を通して心を豊かに感受性を高めてくれる先生・学級
というようなものです。

つまり、そこに教師の個性がより大きく現れるのだと思います。
これだけをしていて、スタンダードの指導をおろそかにしていては本末転倒
ですが。

もっとも、今やスタンダードの指導が十分にできない先生もいると聞きます。
こうなっては保護者の信頼を得ることはできず、学校が地域社会から支持さ
れることもないのではないでしょうか。
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栃木県で小学校教員をしています。
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