ラーメンを食べに行きました。
ふと箸立てを見ると、
○割り箸と塗り箸が半々
に立てて(差し込んで)ありました。
なるほどと思いました。
割り箸を使わないようにしようという呼びかけが広まってから久しくなりま
した。
割り箸を使わない=マイ箸を使う or 塗り箸を使う
となりますが、マイ箸は面倒、塗り箸は嫌だと思う人が多いと思います。か
と言って、割り箸ばかりを置いておくのは、環境問題を無視しているようで
店のイメージにもよくないのでしょう。それで「割り箸+塗り箸」となった
のだと思います。
ところで、割り箸は本当に環境に悪いのでしょうか。
日本の割り箸は間伐材などの利用価値の低い木材で作られます。間引きの
ための間伐材が売れるということは、間引きを行うことに付加価値を付ける
ことになります。
ところが割り箸の需要が減って間伐材が売れなくなり、間引きを行わない
ようになったところもあると聞きます。そのため森林が育たなくなりました。
これは別の意味での割り箸環境問題です。
なので、割り箸をどんどん使いましょう・・・と簡単にはいかないようです。
こちらのサイトに詳しく載っていますので、是非ご覧ください。
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/99/k01/6_18prs1.htm日本で使われる割り箸の90%以上が、今は輸入だそうです。
ですから、割り箸をたくさん使っても、日本の間伐材の利用が増えること
はあまり期待できません。
最大の輸入先の中国では、間伐材ではない普通の木材を使って割り箸を大
量に作ります。なので、伐採がどんどん行われています。しかも植林などの
計画なしに伐採を続けるので森林が破壊されているようです。
割り箸の消費は控えた方がよいのだと思います。
同時に間伐材を利用した割り箸の消費を増やしたり、計画伐採や植林によ
って中国の森林を守ったりすることも必要です。
割り箸問題も奥が深いです。
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