「充実」の意味を広辞苑で調べてみると、
「中身がいっぱい入っていること。内容が満ちて豊富なこと。」
とあります。
豊富さには2つの側面があります。
○絶対的な量が多い
○種類が多い
では、言語活動の充実と言った場合もこの2つでよいのでしょうか。
例えば、学習指導要領国語の言語活動例に示されている言語活動を取り上げ
たとします。「調べたことやまとめたことについて討論などをする」という
言語活動で言えば、
○その機会を多くする=毎月1回とか2か月に1回とか
○種類を多くする=2人で、4人で、学級で、他のクラスの子と、他の学年
の子と、他の学校の子と、家の人と、地域の人と
確かに、この2つの視点で実践を豊かにしていけば、言語活動の充実につな
がるように思えます。
しかしここには、
「スキルの向上・上達」
という視点が抜けています。
野口先生がおっしゃる、学力形成の5つのポイント
1 入手・獲得
2 訂正・修正
3 上達・進歩
4 深化・統合
5 活用・応用
この5点を「充実」の「観点」として意識していけば、自ずと充実した言語
活動になっていくのではないでしょうか。
言語活動の充実のためには、
○活動量の充実
○活動種の充実
○活動の質の充実
つまり、「量・種・質」の充実が必要です。
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