fc2ブログ

Entries

「修礼」

私の勤務地では、儀式の最初と最後に

「修礼」(しゅうれい)

と言って、子供も教師も保護者も来賓も、参加している人全員で、立って、
お辞儀をします。

司会者が「修礼」と言うと、多くの場合ピアノの和音が奏でられます(ドミ
ソ)。この和音を合図に起立します。また、既に起立している場合は気を付
けの姿勢を取ります。

続いてまたピアノの和音が奏でられます(レソシ)。この和音を合図にお辞
儀をします。そして、次のピアノの和音が奏でられるまで頭を下げたままで
います。

3回目のピアノの和音(ドミソ)で、気を付けの姿勢にもどります。

この後「着席」と司会が言うこともありますし、そのままの姿勢で、会を進
めることもあります。

この「修礼」は、私が子供の頃から、儀式の際には必ず行われてきました。
小学校、中学校、高等学校、大学は儀式的行事そのものの記憶がないのです
が、就職してからも、ずっと儀式の際には行われてきました。

なので、私は、

「修礼」は儀式の際には必ず行うものである。
「修礼」はピアノの合図で行うものである。

と固く信じていました。

それが、「修礼」を行うのはむしろ少数派だと知ったのは十数年前のことで
した。

教育の世界にも、こういう「思い込み」は多いのだなあと、改めて思います。

そう言えば、出張等で不在の教師の代わりに臨時に教室で教えることを、私
の地域では「補教(ほきょう)」と言いますが、「補欠」と言う地域の方が
多いのかも知れません。こういうことも、知らないうちは信じて疑いません
でした。

知った上で使うのが一番いいのではないかと思います。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://jikkankatari.blog.fc2.com/tb.php/115-a326b3ad

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

yamanaka339

Author:yamanaka339
栃木県で小学校教員をしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR