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攀轅臥轍(はんえんがてつ)

野口先生から教えていただいた言葉です。

攀…よじ登る。
轅…ながえ。馬車・牛車(ぎっしゃ)などの前方に長く突き出ている2本の棒
臥…臥す、うつぶせる
轍…車の輪のあと。わだち。

意味は、馬車のながえによじ登り、車輪の跡にうつぶせるということです。

長い間その地を治めた為政者が、いよいよ任地を離れるという日、地域の住
民が別れを惜しんで集まってくる。長い間、自分達を導いてくださった方へ
の惜別の情が深く、馬車が動き出すその時に、
「先生、どうぞ行かないでください。もっと残って私達を導いてください」
と言いながら、馬車のながえによじ登り、車輪の跡に身を投げて先生が去る
のを留めようとする。

このような教師になれたら、素晴らしいでしょう。
実現は到底無理ですが、そうなりたいと常に思っていることは、自分の襟を
正すことにもなり、必要なことだと思います。


今日は離任式がありました。夜は、勤務校を去られる先生方とのお別れの宴
でした。

乾杯の担当でしたので、この「攀轅臥轍」の話をしようと思っていたのです
が、やや長くなりそうなのでやめました。

2次会で「どんな話をしようとしていたのですか?」と聞かれたので、その
場の数人の先生にお話をしました。
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栃木県で小学校教員をしています。
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