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久しぶりに雪が降りました。放課後、職員で手分けして通学路の雪かきをすることになりました。私の担当は、歩いて7、8分のところにある歩道橋でした。雪かきの直前までしていた下校指導の時、この歩道橋を1、2年生と一緒に渡りましたが、雪が積もっていて大変危険でした。子供たちも「こわい!」を連発し、滑って転んだ子も何人かいました。スコップをもって歩道橋に行くと、すでに3人の先生が雪かきをしていました。加わろう...
清掃を始める前に整列しているところを通らなければならない場合、どこをどうやって通ればよいのかを指導しました。この後、することは何でしょうか。それは「一般化」です。●話は具体的に ↓●まとめは一般的にこの「一般化」をすることによって、○原則が見えてきます○だから、頭に入りやすくなります○ということは、他に応用しやすくなります○その結果、子供たちの行動がよくなっていきます○指導に時間がかからなくなります○ゆ...
清掃の時間の始めと終わりに整列をして挨拶をします。並び方は次のようになっています。━━━━━━━━━━━━━━━ ←壁 ←すき間(40cmくらい) ○○○○○○○○ ←班員 ○○○ ←教師と班長(2班)━━━━━━━━━━━━━━━ ←壁清掃開始のチャイムがなると、子供たちは清掃場所に移動します。清掃場所につくと整列をします。ですから、整列しているところを通っていく児童も当然います。今日は、子供たちがどん...
「教師の『語り』がクラスを変える」二 語らなくなった教師 2 語るべき話がない 教師が語らなくなった第二の理由は、語るべき話をもたない教師が多くなったということです。 教師としての日々の業務をこなすのに精一杯で、とても語ることなどできないと考える教師も多いでしょう。このように考えている教師は、語るということを最初からやろうとしません。ですから、語るべき内容も何も持ち合わせていません。普段考えている...
「教師の語りがクラスを変える」二 語らなくなった教師 1 語る時間がない 教師が語る事が少なくなったと思います。きちんとした統計をとっているわけではありませんが、そう思います。何故かというと、時々廊下を歩いていますが、教師が子どもに語っている場面に遭遇したことがないからです。 教師が語らない原因の1つが、時間のなさではないかと思います。 朝の会は健康観察や連絡事項、提出物の回収などで目一杯です。時...
お辞儀の指導をあらためてしてみました。1 お辞儀の動作は3つお辞儀の動作は3つしかありません。①頭を下げる②止まる(頭を下げた姿勢を保つ)③体を起こす(頭を上げて気をつけの姿勢になる)だから、やろうとすれば簡単にできます。難しいことではありません。2 タイミングは呼吸それぞれの動作をどのタイミングでどのくらいの時間行うかというと、これは自然な呼吸のタイミングです。①普通に息を吸う間に頭を下げる②普通に...
返事の指導の第一歩は返事の指導の大変さを自覚すること、と書きました。学級担任をしていた頃は、森信三先生がおっしゃる3つのしつけをかなり指導していました。1、朝、必ず親に挨拶をする子にすること。2、親に呼ばれたら必ず、「ハイ」とハッキリ返事のできる子にすること。3、ハキモノを脱いだら、必ずそろえ、席を立ったら必ずイスを入れる子に すること家庭でのしつけを想定していますから、「親」となっていますが、学...
森信三先生のしつけの三原則はつとに有名です。森先生が、この3つができれば、他のこともできるようになってくるとおっしゃる意味が、何となく分かってきました。どれひとつとっても、簡単にできることではありません。それが3つともできるようになるということは、そこに大きな自制心というか自律心というかそういうものが必要になってきます。そういうものが備わった人間ならば、他のしつけも正に「知行一致」ということになる...
中学校に勤務して2年目のことでした。中学校には中間テスト、期末テストという定期テストがあります。その頃の通知票の評価・評定は、この定期テストが非常に大きなウエイトを占めていました。生徒もそのことを知っていて、そこに向けて必死に勉強してくる子もたくさんいます。(もっとも、全くやって来ない子もいます)また、クラス数が多く、ひとつの学年を複数の教師が教えますから、評価基準をなるべく同じくしようとすると、...
学陽書房様から新刊を出させていただきました。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━本の紹介 『できる教師の 叱り方・ほめ方の極意』 山中伸之著/学陽書房━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━http://www.amazon.co.jp/dp/4313652248 (1700円+税)「叱る」のはよくないと思っていませんか?「ほめなければいけない」と追い込まれていませんか?叱ることもほめることも「方法」=「や...
宮崎中央新聞という新聞があります。新聞というよりも雑誌というような内容です。心温まる感動的なエピソードをたくさん掲載しています。この新聞を紹介された時に、自分もぜひ購読したいと思いました。ところが、そう思った方があまりにも多かったのか、見本誌と購読の申込み用紙の送付が間に合わなくなってしまったようで、私のところにそれが届いたのが、しばらく経ってからだったのです。届いた時には、新聞のことを始めて知っ...
”Playing For Change”という世界の無名ミュージシャン達を草の根で繋いだ2009年度の企画があるそうですYouTubeで偶然見つけました。曲は「Stand by me」です。二つ目の動画は、同じ「Stand by me」の曲ですが、東日本大震災後の日本のために歌ってくれています。お時間がありましたらご覧になってみてはいかがでしょうか。http://www.youtube.com/watch?v=Us-TVg40ExM&feature=colikehttp://www.youtube.com/watch?v=rkKQr-UT4_A&f...
学級懇談会がどこの学校でも持たれると思います。時には、学級懇談ではなく、学年懇談となることもあるでしょう。ですが、保護者の思いはどちらかと言うと、懇談会への出席に消極的なのではないでしょうか。その理由と言えば、「出席してよかったと思うことがない」からではないかと思います。懇談会に出席して良かったと思われる懇談会にしたいものです。それもできれば、出席していないと役員が回ってきてしまうので、出席してお...
道徳の授業後の子供たちの感想を、担任の先生にお借りして読ませていただきました。短いものですが、子供たちが資料の持つ力に揺さぶられていることが分かります。資料が授業の中で果たす役割は大きいと改めて思いました。 自分は家族が働いてくれている。先生の話を聞いて家族への思いを深めることができました。母は家で倍くらい働いてくれている。だから、わがままや、たいどをしっかりとして感謝しながら生きていきたいで...
道徳授業を3時間目に行いました。その前の業間の時間に卒業式の歌の練習があり、練習が少し伸びたので休み時間が5分短くなりました。休み時間にプロジェクタ-、スクリーン、PCの準備をしようと思っていたのですが、時間がおしていたので焦りました。授業開始が1~2分遅くなりました。さて、授業は構想の通りには進みませんでした。当然ですが。資料は予定していた3つを使いました。しかし、完全に時間が足りていませんでし...
今日、6年生のクラスで授業を行います。こんな構想で行おうと考えています。1 みなさんの学級担任でもないし授業にも出ていない私が、こうして皆さんと1時間授業をするというのは、おそらくもう生涯でこれが最後だと思います。 そこで、せっかくの機会ですから、今日は道徳の授業ではありますが、普段私が考えていることを中心に、皆さんにお話をし、皆さんに考えてもらおうと思っています。 道徳の授業なんだと身構えず、ど...
6年生のクラスで道徳の授業を行います。資料のひとつはこの「感恩の歌」です。感恩の歌 竹内浦次 作あわれ同胞心せよ 山より高き父の恩海より深き母の恩 知るこそ道の始めなれ児を守る母のまめやかに わが懐中を寝床としかよわき腕を枕とし 骨身を削る哀れさよ美しかりし若妻も 幼児一人育つれば花の顔いつしかに 衰えゆくこそ悲しけれ身を切る如き雪の夜も 骨さす霜のあかつきも乾ける処に子を廻し ...
2 教科等の特質を踏まえた指導の充実及び留意事項 ○言語活動は,すべての教科等において充実する必要がある ○国語科で培った能力を基本にする ○各教科等の特質を踏まえつつ国語科との関連を図る<国語> (目標)日常生活に必要とされる言語活動を行う能力を確実に身に付ける (方法)・継続的な指導 ・基礎的、基本的な知識、技能を活用し ・相互に思考を深めたりまとめたりしながら解決する (必要と...
言語活動の充実に関する指導事例集【小学校版】1 児童の発達の段階に応じた指導の充実 ① 小学校低学年から中学年まで ・体験的な理解や具体物を活用した思考や理解 ・反復学習などの繰り返し学習等の工夫による「読み・書き・計算」の 能力の育成 ② 中学年から高学年にかけて以降 ・体験と理論の往復による概念や方法の獲得 ・討論・観察・実験による試行や理解を重視するといった指導上の工夫 ...
「言語活動の充実に関する指導事例集【小学校版】」より★言語の果たす役割のうち (2) 各教科等において,コミュニケーションや感性・情緒に関する指導を行 う際,次のような言語活動を充実する。 ①コミュニケーションは,人々の共同生活を豊かなものにするため,個 々人が他者との対話を通して「考えを明確」にし,「自己を表現」し, 「他者を理解する」など互いの存在についての理解を深め,尊重して ...
第2章 言語の役割を踏まえた言語活動の充実 言語の果たす役割とは……(1)言語は知的活動(論理や思考)の基盤 (2)コミュニケーションや感性・情緒の基盤 言語活動を充実する際には ・言語の果たす役割を踏まえて指導 ・単に活動することに終始することのないよう ・各教科等のねらいを言語活動を通じて実現する★言語の果たす役割のうち (1) 論理や思考といった知的活動を行う際,次の...
「言語活動の充実に関する指導事例集」(文科省)より。来年度の学校課題を考える時期となりました。勤務校でも話題となり、「言語活動の充実」について意見を求められました。そのときはたと思いました。「漠然と思っているが、きちんと分かってはいない」そこで、これを機会にまとめておくことにしました。文科省の資料「言語活動の充実に関する指導事例集」にまとまっていますので、それをさらにポイントを絞って記録しておこう...
6年生の教室で道徳の授業をすることになりました。卒業記念とのことです。6年生は2クラスあり、一方のクラスには理科の授業で出ていますが、もう一方のクラスには補教(補欠)で数回出ただけです。その授業で出ていないクラスの担任の先生から依頼されました。来週行う予定です。まだ、どんな内容にするか迷っています。実感道徳ですから、「公孝」の二大元徳にかかわる授業をしたいとは思っていますが、どんな資料にするか、ど...
学級担任をしていた頃、子どもたち一人一人を理解しようと思い立って、毎日全員の様子を学級通信に載せていたことがありました。個人情報がうるさく言われるこの頃の学校では絶対にできない実践だと思います。しかも、その頃は、学級通信を回議せずに平気で発行していました。もっとも、これは自分自身が無知だったからですが。さて、その学級通信は、B4判1枚に子どもの名前をダーッと書いて、1人2行の分量でその日の様子を書...
消防署に勤めている方から聞いた話です。その署の管轄は人口にして12~13万人くらいなのですが、救急車の出動回数が、10年前に比べて約2倍になっているそうです。10年前が約2600件前後。昨年は5200件前後。1日に14~15回も出動していることになります。中には、「年寄りがベッドから落ちた。何ともないようだが、念のために救急車を寄越して欲しい」というようなものもあるそうです。よく、救急車をタクシー...
出勤するときに驚きの光景を見ました。時刻は8時30分頃です。土曜日なのでのんびりした出勤時刻でした。交差点で信号待ちをしていたところ、右手から自転車に乗った母親がやってきました。前のかごに何か入れていました。何だかよく分からないのですが、非常な不自然さを感じました。自転車が近づくにつれ、その不自然さの正体が分かりました。通常、それが自転車の前のかごに入っていることは絶対にないのです。それは赤ん坊で...
『愛と幸せのばかぢから―ガッツ流人生哲学が日本を救う!』(ベースボール・マガジン社新書)同じ栃木県出身のガッツ石松さんの本です。いいことが書いてあります。...
一 語りとは何か 3 心に響く言葉+教師の思い 実感語りは「心に残るエピソード+教師の思い」を基本型とするのですが、心に残るエピソードはそうそうあるものではありません。もちろん、エピソードに仕上げる技もありますが、その技を使えば無尽蔵にエピソードが生み出せるということでもありません。 そこで、基本型にもう一つ次の型を加えます。「心に響く言葉+教師の思い」ということです。 世の中の「名言」と言われる...
出張した担任の先生のかわりに朝の会に出ました。健康観察をします。名簿順に子どもの名前を読み上げます。「山中君!」「はい。元気です(又は、少し喉が痛いです、等)」とやるのが一般的ですが、「今日は、健康状態を言った後で、好きな食べ物を教えてください」と言って始めました。「阿部さん」「はい、元気です。好きな食べ物は、いちごです」「ほう、苺が好き? ちなみに何という苺が好きですか?」「とちおとめです」「と...