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友達になるな 最高の教師になれ

学校が子どもにとって居がいのある場所となるために、教師と子どもとの人間関係をよりよくしていかなければならない。こういうことを言われると、多くの教師は、子どもに寄り添い、子どもの目線で、子どもと親しく関わっていかなければならない、と考えます。この考えは間違ってはいませんが、対応を誤ると、いわゆる「友達教師」になってしまいます。先日、同僚と話していて、こう聞かれました。「先生の考えでいくと、『友達教師...

実感道徳指導案1

実感道徳授業の指導案について考えてみました。現在の授業の指導案は、道徳に限らず形式主義となっていると思っています。形式があるから書けるということも事実ですから、形式に意味がないとは思いません。しかし、それが、「形式があるから書いている、形式があるから書かなければならない」となってしまうと、それは形式主義となってしまいます。(単純に形式主義と書くと、また誤解されるかもしれませんが)つまり、「書きたい...

え?

あるクラスに補欠(補教)に出ました。算数の授業だったのですが、担任の先生の指示事項が黒板に書いてあります。「~の練習問題。終わった人は読書をする」「練習問題は○○○ページです」「え? 先生、○○ページじゃないですか?」「練習問題だから○○○ページですよ」「え?」「とにかく、○○○ページをやりましょう」「え?」私が指示・説明をする度に「え?」と反応する子がいます。何か納得できないことがあるのでしょう。しかし、...

国語のような道徳授業は悪いのか

道徳の授業が国語の授業のようになってしまうのは悪いのでしょうか。悪いとすればその理由は何のでしょうか。ここでは、国語の授業のような道徳の授業を、──────────────────────────────道徳的価値の追求のために必要な読解作業を行っている国語の授業──────────────────────────────としてみます。「心に通じた『どうぞ』のひとこと」という道徳教材があります。あらすじはこうです。電車内で座っていた主人公は、おじいさんが乗...

国語の授業のような道徳

道徳の授業が国語の授業のようになってしまうとはどういうことでしょうか。前回こう述べました。──────────────────────────────極端過ぎて誤解を生むかもしれませんが、簡単に言えば、国語の授業‥‥資料=教材を読むという活動にとどまる道徳の授業‥‥資料=教材を読むという活動の先に本来の活動があるということです。──────────────────────────────やはり、誤解を招くように思います。ここはこう言い換えておきたいと思います。...

道徳の授業と、国語の授業との違い

道徳の授業と国語の授業との違いは何でしょうか。両者が似ていると思われるのは、たまたま道徳の授業で使われる資料が「作品」と言われるような「文字言語」による「文章」だからだと思います。もしも道徳の授業で使われる資料が「映像」や「絵図」ばかりだったら、これほど国語の授業との異同が話題になることはないと思います。ということは、道徳の授業と国語の授業の違いは、資料=教材をどう扱うかということと深く関わってい...

国語の授業と道徳の授業

高学年の道徳の授業を見ました。授業研究会で、次のような意見が出ました。「そのように読んでいくと、国語の授業のようになってしまう」そこで考えました。自問自考です。1 道徳の授業とは何か、国語の授業とは何か、両者の違いはどこにあるか。2 道徳の授業が国語の授業のようになってしまうとはどういうことか。3 道徳の授業が国語の授業のようになってしまうのは悪いのか。悪いとす  ればその理由は何か。...

道徳授業の印象はどこから生じるか

1年生の道徳の授業を見ました。参観後、「授業がずっと同じ調子で平板に流れていた」と評している先生がいました。実は私も同様の印象をもちました。この印象はどこから来ているのだろうか、考えてみました。自問自考です。1 間が単調だということ 間が無いとも思えるほど、指導者の声が響いていました。1年生なので、すぐに反応するということもあり、間を取る必要がなかったのかもしれません。「間を取ったな」と思えるほど...

実感する

「本は、現場での“不思議体験”をセオリー化してくれる」(『月収1850万円を稼いだ勉強法』大坪勇二、祥伝社 p93)この文言に出合ったときにもピンときました。体験のセオリー化=実感ということです。実感道徳とは、教師が実感したことを子どもたちに教えるということを基本のコンセプト(本質的な特徴、意味内容)としていますが、同時にもう一つ子どもたちが主徳、元徳の良さや素晴らしさを「実感」するような道徳教育というこ...

3つの言葉

土日と勤務校の職員旅行でした。校長先生がご退職になるので、そのお祝いの旅行です。最初に寄ったお土産屋さんで、とってもかわいい素焼きの焼き物がありました。「おねがいうさぎ」「にっこり地蔵」「ちび竜」が気に入りました。母親の病室に置いておけば、気分転換になるだろうと思いました。どうしようかと迷いましたが、これも縁だと思い、買い求めることにしました。3つの置物をお店の方に渡しながら「母親が入院しているの...

剣道の試合で

同僚に剣道5段で、今6段合格のために練習に打ち込んでいる人がいます。その人に、この前テレビでやっていた、全日本の大会で優勝した女子選手と芸能人の剣道経験者が対戦した番組の話をしました。「女子選手が芸能人相手に手こずっていたけど、やっぱり男子と女子の差っていうのがあるの?」「もちろんそれは確実にありますが、何というか、男子と女子ではリズムが違うんですよね。なので、何かうまくタイミングが合わないことが...

学級経営は細部に出る

学級担任がありませんので、あちこちのクラスに補欠(補教)に入ります。教室に入り、子どもたちの前に立ち、号令を待ちます。この時点で、クラスの雰囲気がだいたい分かります。・入ったときに静かになっているか、ざわついているか、席についていないか。・前に立ったときに、すぐに号令がかかるか、時間がたってからかかるか。・号令がかかったときに、さっと立つか、のろのろと立つか。・お辞儀がきちんとしているか、雑になっ...

公私混同

先生の学生時代の話です。漢文という中国の文学作品を読む授業でした。大変に厳しい先生で、学生も緊張して授業を受けていました。その先生は、授業中に学生がおしゃべりをしていると、「そこの君、しゃべっているなら教室を出て行きなさい」と言うような先生でした。ある日、漢文のプリントを配られて「後で質問をするから、どんな内容が書いてあるか読みなさい」と言われました。白文と言って漢字しか書いてないのです。先生もよ...

道徳授業の疑問

道徳授業について、いくつか疑問をもっています。1 気持ちを問う発問以外はしてはならない。どうしてそう判断するのか、「なぜ」と問う、理由を問うとそれは国語の授業だと言われます。2 視点人物の心情を追い、他の人物について問うてはならない。感情移入しやすいのは事実ですが、対役の心情を考えることで理解が深まる場合もあると思います。3 ねらいを示し、導入から入る。ねらいを示すということが徳目を教えるという意...

普通のことのレベルを究極まで上げる

鍵山秀三郎先生がこうおっしゃいます。「いままで、誰にでもできる平凡なことを、誰にもできないくらい徹底して続けました。そのおかげで、平凡の中から生まれる、大きな非凡を知ることができました。」掃除道を極めた鍵山先生ならではのお言葉と思います。最近、私はよくことことを思います。「極める」ということと「徹底する」ということです。ひとつのことを「極めて」いけば、そこに新しいものが見えてくるように思います。新...

心に残るエピソード+教師の思い

一 語りとは何か 2 心に残るエピソード+教師の思い 「実感語り」とは具体的には、「心に残るエピソード+教師の思い」です。 これを段階別に捉えてみると次のようになります。第一段階 教師が実感をもつ第二段階 教師の実感を子どもに語ろうとする(語りへの意欲)第三段階 教師の実感をより効果的に語ろうとする まず、教師が語るべき実感をもたねば何も始まりません。この実感をもつためには、教育界やそれを取り巻く...

公的しぐさ

昨日の野口塾の懇親会で、話しているときにこんなことを思いつきました。「公的しぐさ」これは、もちろん野口先生の「公的話法」を真似ています。「公的しぐさ」とは公的な場所では、普段とは違う公的な動作や表情をしようというものです。それは・常よりも礼儀正しく・常よりも社交的に・常よりもにこやかにということです。「ここは公的な場所ですから、家にいるときや友達同士のときとは 違います。『公的しぐさ』を意識してく...

野口塾in相模原

野口塾in相模原に行ってきました。講座をひとつ担当させていただきました。「野口先生のような国語の授業がしてみたい」野口先生のような国語の授業に一歩でも近づくために、次のような段階を経て授業に臨むということを話しました。1 素材研究…一人の人間として教材を読む        ・研究と修養が大事 特に修養が大事        ・修養によって人生観、教育観などの「観」を作る2 教材研究…教育者として教材を読...

見えすぎても分からない

「星を観る会」というPTA行事がありました。18時から希望する児童と保護者に集まってもらい、天体観察をするものです。市博物館から移動式天体観測車を派遣していただきました。いくつか望遠鏡を設置していただき、金星や木星を観察しました。観察会も終盤となり、子どもたちも三々五々帰路につき始めた頃のことです。口径35cmの反射式望遠鏡を操作してくださっていたボランティアの方が、「それじゃあ、スバルでも見てみま...

窮鼠猫を噛む

教師になって初めての授業参観のことでした。中学1年生を担任していました。道徳の授業を行いました。授業は多分めちゃめちゃだったろうと思います。生徒から意見が出ず、あせってしゃべりまくっていたような記憶があります。最後のまとめのところでも、ほぼ私がしゃべり通しにしゃべっていたように思います。前後の脈絡は全く覚えていないのですが、その話の中で諺を引用し、「こういうことを・・・、『九尾猫を噛む』と言うんだ...

親思う心にまさる親心

「親思う心にまさる親心けふのおとずれ何ときくらん」この歌を知っている人はいますか?この歌は有名な歌です。吉田松陰という人が作った歌です。吉田松陰は江戸時代の終わり頃の人です。山口県に松下村塾という私塾があります。その塾からは、伊藤博文とか山縣有朋とか、明治維新を支えた多くの人が出ています。吉田松陰はその塾で先生をしていました。江戸幕府を批判していたので、捕らえられて処刑されてしまいます。この歌は家...

徹底するということ

今日は始業式でした。放課後は職員会議がありました。職員会議の議題の一つに、2学期の反省のまとめと考察がありました。反省の中に、あいさつの声が小さい、あいさつができていないというものがありました。あいさつとか返事とかお辞儀とか、廊下の歩き方とか校庭の利用の仕方とか、そういうことがきちんとできていないという声は、学校ではよく聞かれます。どうしてでしょうか。答えは簡単です。できるまで指導しないからです。...

一 語りとは何か

一 語りとは何か 1 教師の実感を子どもに伝える 「語り」という言葉の意味は「語ること。話。」ですが、私は「語り」という言葉を、やや限定された意味で使っています。すなわち「教師の実感を語ること」「教師が実感を込めて語ること」ということです。 最近になって私は自分がクラスの子どもたちに、いろいろな話を熱く語っているということに気付きました。これは実は子どもたちに気付かせてもらったと言えるかも知れませ...

知識ー経験ー実感ー観

横山先生からいただいたメールの文章から、次のようなことがひらめきました。・知識・経験・実感・観上記4つの言葉は相互に関連しています。どのようなことかと言えば、       ┌─┐       │観│           ┌─┴─┴─┐     │ 実 感 │↑   ┌─┴─────┴─┐   │  経験(知識) │↑ ┌─┴─────────┴─┐ │    知識(経験)   │↑ └─────────────┘この図のように、最も基本に知識があります。この...

実語教童子教

横山先生からメールをいただき、江戸時代の道徳教育は、一昨日ここに書いた「庭訓往来」ではなく、「実語教童子教」だと教えていただきました。実語教と童子教は別のものですが、多くの場合ペアになっていたそうです。実語教は広辞苑にはこう説明されています。「多くは対句をなす五言句48聯からなる児童教訓書。鎌倉時代成立。1巻。作 者不詳。勉学の勧めや日常道徳などを仏教語をまじえて説く。江戸時代手習 所教科書として使...

校長昇進祝い

昔のサークルの仲間が昨年の4月に校長に昇進しました。そのお祝いを、これまた昔の仲間で集まり、ささやかに行いました。このサークルは私が29歳のときに作ったもので、その後20年近く活動したものです。集まったのは4人でしたが、昔話に華を咲かせました。話題は、それぞれの若い頃の武勇伝?で、「今の若い教員にはそういうバカをやるエネルギーがない!」「昔の管理職は、応援もしてくれなかったが、やめろとも言わなかっ...

庭訓往来

今日は千葉で、横山先生と中嶋さんと私の3人で研修会&新年会でした。前半の研修会で中嶋さんの叱り方の講話と横山先生の座り方(正しい姿勢)の講話がありました。私は準備不足で登板回避です。横山先生に修身以前の道徳教育について、何かヒントをいただこうと質問をしたところ、タイトルの「庭訓往来」を紹介していだきました。何となく高校時代の日本史か文学史で題名くらいは勉強した記憶がありました。(ここからは翌日のこ...

病院でのサプライズ

母が入院している病院でのちょっといいお話です。夕食が毎晩18時です。担当の方が入院患者一人一人に応じた食事を、病室まで運んできてくれます。昨晩もいつもと同様にお盆に載った食事が運ばれて来ました。ただ、病院食には不似合いなかわいい小さな箱が一つ乗っていました。「これ、ケーキだよ。ばあちゃん」と妻が母に声を掛けました。「ああ、そうか」「どうしてケーキなんか出るんだろうね」「誕生日だからじゃない?」と私...

侮られる

教師になって1年目は中学1年生の学級担任でした。1年生は6クラスありました。国語を担当していましたので、自分のクラスには、国語4時間、書写1時間、道徳1時間、学活1時間の7時間出ることになっていました。ある日、何の授業かは忘れてしまいましたが、チャイムが鳴って職員室を出、自分の学級の授業に向かいました。教室の戸を開けて中に入ると、まだ休み時間のように生徒はざわついていました。しかもしゃべっているだ...

風呂敷残業

昨日は実家へ年始に行きました。例年、兄弟姉妹夫婦が集まってきて、わいわいとやっています。昨日、残業や残業手当の話題になり、先生には残業手当は出ないが、勤務が特殊なので、教職調整額と言って給与月額の4%が誰にでも支給されることになっていると紹介しました(他の兄弟姉妹は全員一般の会社勤め)。そうしたら、ある建設大手に勤めている義兄が、「うちの会社も現場は勤務時間が不定でどこまでが残業か決められないので...

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プロフィール

yamanaka339

Author:yamanaka339
栃木県で小学校教員をしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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