野口芳宏先生が新著を刊行されました。さくら社様より『授業づくりの教科書 国語授業の教科書』です。お時間がありましたら、どうぞご覧ください。序 授業の存在意義第一章 国学力を形成する一 学力形成が曖昧な国語科授業二 国語学力とは三 国語学力形成の原理第二章 授業の基本・授業者の心得一 全員参加を促す授業二 子どもを集中させる技術三 わかりやすい話し方四 素材研究・教材研究五 範読第三章 授業の基礎技...
「学習内容の増大と対峙 2学期以降 単元軽重のつけ方と教材選択のマル秘テク」上記のテーマで原稿を依頼されて、書き始めたのですが、なかなかポイントが定まらず、右往左往しています。ちなみに『国語教育』誌(明治図書)です。1 単元軽重とはどういうことなのでしょうか。2 教材選択とは?1は、単元の扱いに軽重をつけるということでしょうか。軽重をつけるとは具体的に何をどうすることでしょうか。簡単に終わらせるか...
書いたらいいのだ、と言われても作文の苦手な子供はどうして書けないのだろうか、と考えることがありました。それで、その理由をあれこれ考えて、その原因をクリアするための方法を考えて、それで作文指導をしました。これは当たり前の指導です。この当たり前の指導をしているだけでは、全ての子供が書けるようにはなかなかなりません。「読んだらいいのだ」と言われるほど簡単には「書いたらいいのだ」とは言えないのです。難解な...
2年生に行った授業の概略です。1 桃太郎のデタラメ話。 昔々、桃太郎がいました。桃太郎は鬼を退治したので、おばあさんは 川に洗濯にいきました。おばあさんが選択をしていると、犬がやってき て、お腰の吉備団子を一つくださいと言いました。 →子どもたちの大声のつっこみの中から、順序を考えて話すことの大切 さを確認し、今日のめあてにつなげる。 →「順序を考えて話をしよう」と板書。続けて(なぜ...
2年生の教室を借りて、国語の授業をすることになりました。話すこと・聞くことの指導で、順序を考えながら話すという中心目標を指導しつつ、その他の指導も随時行っていくという、当たり前と言えば当たり前の授業を、若い先生に実地に説明するのが目的です。昨夕の約束なので、あまり時間が取れませんが、まず指導要領と解説の確認です。ここから、どんなことに的を絞って指導するか考えます。とはいえ、約束をした時からある程度...
論語の素読の後に用意していた、教科書の音読とそれに伴う、公的音読の指導は時間がなくて割愛しました。残念です。8 フラッシュカードによる声出しフラッシュカードを使って、漢字の読み方の学習と声出しの練習を同時に行います。フラッシュカードは、8切厚口画用紙をほぼ3等分して作ります。1枚のカードに1つの言葉を書きます。┌──────│運 転 手└──────これを何枚か作り、順番に見せて読ませるだけです。読ませ方にいく...
6 声出しと挨拶の練習を同時に行う ことばのこだまこれは、日常的に使う挨拶言葉を子供の人数分印刷した紙を使って、挨拶の練習をするものです。挨拶言葉には番号がついていて、子供ひとりひとりが、自分の出席番号の言葉をうけもちます。これを、挨拶28連発と同様に行います。1番児童「おはようございます」 全員「おはようございます」2番児童「こんにちは」 全員「こんにちは」という具合です。初めて読んで初めて...
出席番号順に名前を呼び、子供が返事をする。これを6番の子まで続け、そこでいったんやめました。返事が上手でなかったからです。この時点で、次の点を指摘しました。・大きく・高く・短く大きい声で返事をする。大きい声が出ない人もいるけれども、大きい声を出そうとしなければだめ。普段の声よりも高い声を出す。低い声の返事は大きくでもダメ。は~いというような、間延びした返事は特別な場合以外は使わない。はぎれよく、は...
授業はこんな感じでした。1 挨拶チェック授業は4年生のクラスで行いました。まず、子供の挨拶の仕方をチェック。子供は「お~ね~が~い~し~ます」という間延びした挨拶をしているので、それを真似して、「実際にこんなふうに『お願いします』と言っている人いる?」と聞くと、笑いながら「いない」と言います。問われて初めて気付くのです。そこで、正しい言い方を示します。「『お願いします』とはぎれよく、普通に言います...
明日の授業の1時間の流れを考えてみました。ねらい:子供の声と言葉を鍛える1 呼名→返事 2 あいさつ→あいさつ3 あいさつ30連発 マネ4 全力あいさつ30連発5 ことばのこだま6 学習コーナー 公的話法 大きく はっきり ゆっくり 公民館 公園 公衆電話 公共 ゆっくりが難しい 間 間抜け 間違い7 論語の素読 公的音読8 教科書音読 公的音読9 フラッシュカード ①範...